GW。
旅行は、楽しいけど疲れます…
すごい渋滞に巻き込まれるし…
でもまぁ、子どもたちが楽しんでたので良かった良かった。
行き先は、いつも海。
理由は、葵が海の生物が大好きだから。
海に行きたくて行きたくて仕方ないようだ。
今回も葵は、旅行40日前くらいからカウントダウンを始め、20日前くらいから自分の荷物をまとめ始めた。
リュックに詰め込んだのは、『危険・有毒生物図鑑』、『水の生物図鑑』、『へんないきもの』、『ほんものの大きさ図鑑 原寸大 水族館』。
もはや自分で持てないほど重い。
しかもせっかく持って行ったのに、実際には生物を捕獲することに夢中で、とてもじゃないけれど図鑑まで意識がまわらなかったようで、遂に一度も開くことなく単なるお荷物になっただけだった。
ヒトデ。
同じイトマキヒトデなのに(若干私も詳しくなっている)、なんで色が違ったりするんだろう、といつも疑問に思う。
生まれつき?それとも、カメレオンみたいに場所によって色が変わるとか?
いやぁ、並んで貼りついている2匹でも、違う色していることあるけどなぁ。
アメフラシは、やっぱり紫の液を放出。
今気付いたけど、この顔は…むむむ、カタツムリさんの親戚ですな。
これはなんと、ウミウシのたまご!!!
一年前にも網ですくい上げ、その時は細いナイロンのロープか、ごわごわした安物の毛糸の塊か、カップラーメンの麺だと思っていたのだが、その後家に帰って何気なく図鑑を見ていてそれがアメフラシの卵だったことが分かった。
「ウミソウメン」とか呼ばれているそう。
ほんとに、麺のよう…
それに気付いたときには背筋がぞわぞわっとした。
色が黄色とかオレンジとかなので、素麺というよりラーメンなんだけど、何にせよ食べ物にたとえるな!!
近づいてよーく見てみると、卵のつぶつぶがある。
私は触らなかったけれど、ぬるぬるしているというから、カエルの卵みたいな状態なのかな?
でも、それにしては、かなり乱暴に網ですくってもぐちゃぐちゃになったりしなかったので、もっと強度はあるんだろうと思う。
海藻の茂みの中に絡まってゆらゆらしていた。
アメフラシは春先くらいにしかいないようだ。
夏に行ったときには親も卵も見つからなかった。
しかし、卵の一つ一つは1ミリもないのに、捕まえたアメフラシは30センチくらいあった。
しかもめちゃくちゃ肉厚。もしかしたらほとんどが水分なのかもしれないけれど。
葵が「水族館」と呼ぶコンテナの中で元気に動き回っていて、ほとんど動かないヒトデなんかと比べると、いかにも生物然としている。
地上の卵生生物の卵対成体の大きさなんて比じゃない。
脅威の成長である。
海ってすごい。
いや、淡水魚でもめちゃくちゃ大きいのがいるから、水中ってすごい、なのかもしれない。
5月はまだ寒い。
服を着たままなのに海に突入していこうとする子どもたちを不本意ながら何度も諌めた。
そして今日からまた、夏の海に向けてのカウントダウンが始まる。